プラハ(チェコ共和国)

2018年7月
チェコの首都プラハの社交ダンス教室に行きました。
先ず入ってすぐ大きなバーカウンターがあり、お酒やスナックが置いてありました。
勿論ダンス教室ですから部屋の中は明るいです。
右側に入り口がおおきく空いてる13m✖️15mくらいのダンスフロアがあり、
4人掛けの椅子とテーブルが仕切られて周りを囲んでいます。
左側は、バーカウンターが長くなっていて、テーブルと椅子が沢山あり、
飲みながら休憩できるようになっています。
まだ開始が1時間弱あったので私はワインとスナックを注文して
(普通のバーではありませんから直ぐその場で払います),
バーカウンターにいた1人の年配の男性に英語で色々質問させていただきました。
かれはこの小さなイベントをただ「ソーシャル」と呼んでいました。
私どものジャパンソーシャルダンスクラブのソーシャルと同じソーシャルの意味で、
英語の綴りは日本のソシアルも同じです。このイベントはJSDCで言えば練習会。
私共でやっているのはアメリカンソーシャルと言います。夕方6時から10時まで。
週3回。1回¥350くらい。クラスはと聞くと6月中旬から9月中旬の3カ月お休み。
つまりバケーション。「エエ〜3ヶ月も?ちょっと信じられない」
次に行くウィーンでも聞いてみようと思いました。
クラスについて聞くと10回コースで 成り立っている。
皆カップルで1人では受け付けないと言う。
では相手がいない人は相手を見つけてからでないとダンスは習えない事になる。
と言うよリ相手がいるからダンスを一緒に習おうという感じだと思います.
他にティーンネージャクラスがあり、このクラスは皆シングルで来るそうです。
6時になると少しづつ人々が現れました。皆カップルです。私は入れますかと聞くと、
勿論お金を払えば入れる が多分踊れないから勧めないと言われました。
ダンスフロアを見ると4組くらいいて、2組は踊っていましたが2組は飲みながらパートナーとお話ししていました。
 
ダンスは殆どインターナショナルスタイルでしたが、フオックストロットの曲が流れると、
ちょっと私達がやってるステップとは違うのですが、
アメリカンスタイルのように時々パートナーと離れたりして踊っていました。
誰も音楽を担当している人がいなく、ただ編集してある曲を流しているようでした。
バーの男性に聞くと、その人が音楽も担当していて元ここの先生だと.。そしてダンスの先生は何とバーでも働くと。
ヨーロッパの社交ダンス事情が少しわかった気がしました。
結局そこにいてもダンスはできなそうなので、
この男性に教えて貰ったその夜にやってるミロンガ(アルゼンチンタンゴのパーティ)に行く事にしました。
社交ダンス教室訪問の後、夜9時から始まるミロンガまでプラハの街をブラブラと歩きました。
まあパブの多い事。さすがチェコは個人の飲むビールの消費量が世界1だけあって、
どこを歩いてもビールを飲んでる人が多いのです。ビール党ではない私もつられて飲みましたが、
1本の量が500mlで普通サイズですから(日本は350ml)飲み終える時はビール腹になった気分でした。
さて、ミロンガですが、地元のチェコ人が主催のようで、
DJも2人いてマンション(アパート)を改造したようないい雰囲気のタンゴ教室をしているお洒落な部屋でした。
先生はアルゼンチンの男性のようでした。タンダ(3、4曲同じ系統のタンゴの曲をかける)、カペセオ(男性が女性を誘う時、
誘いたい相手の目を見て相手が目でOkを出したら誘いに行く)、他のタンゴのマナーもしっかりと守って、
カジュアル過ぎない服装で、軽く飲んで(特にビール)会話も楽しみながら踊っていました。
そして皆さんミロンガにかなり慣れてるようで、難しいステップをやらない限りとても踊りやすいと思いました。
多くの女性は踊ってる最中にタンゴ独特の遊びをたくさん入れて来ました。
この週はワークショップがあったらしく、ヨーロッパ中からタンゴ愛好家が来てたようです。
特にこの時は隣の国のポーランドから6人ほど来ていました。国を超えてもパスポートも要らず、
電車代も日本に比べるとかなり安く、ヨーロッパの中での行き来はとてもし易いようです。
私がヨーロッパに行ったのは、
20年前くらいにミュージカルで半年間のヨーロッパツアーでバスで移動していたので、
電車の経験は2度ほどしかありませんでした。
このミロンガの中に1人盲導犬を連れてた女性もいました。
大きな犬が椅子の横にいのです。おどり慣れた男性と踊っていて、
ここの常連さんのようで皆さん慣れたように接していました。
なるほど、しっかりと組んで踊るアルゼンチンタンゴなら、

他のダンスより視覚障がい者の女性でもできるだろなと思いました。
初めてタンゴを踊っている視覚障がい者の方を見て少し感動しました。そして日本でもやってみたいと思いました。