第7章 社交ダンスと健康

外反母趾について①

今回から何回かに分けて、足と健康の関係について、特に外反母趾についてお話させて
頂きます。具体的には、外反母趾から起きる体の痛み、原因、治し方についてです。

私は常にダンスを通じて人に幸せをもたらせたいと思っています。それにはまず少しで
も健康な体を保つことが大切です。健康でなければ、ダンスはもちろん、働くことや、
やりたいことが何も出来ません。

ペアダンスは、適度に行えば、体も心もすっきり、これ以上の趣味はないと言えるほど
素晴らしいものだと思います。ただひとつだけ、「外反母趾になりやすい」という気に
なる点があります。私も両足ともひどい外反母趾ですが、生徒さんからも「外反母趾で
足が痛い」というお声をしばしば聞きます。一般の女性で3人にひとり、社交ダンスを
する7割以上の女性は、外反母趾になると聞いたことがあります。

外反母趾とは、足の親指が内側に曲がる症状のことで、一般に15度以上曲がっている
と外反母趾と診断されるそうです。外反母趾は深く静かに進行して、放っておくと、ひ
ざ、腰、首に影響が出てきて、頭痛、肩こりなどから、ひどくなると、うつ病、自立神
経失調所など心の病にもつながると言われています。

これを機会に皆さんの足もチェックしてみましょう。
では、続きは次回に・・・

外反母趾について②

前回に続いて外反母趾についてです。
昔の日本人は裸足で歩いたり、下駄や草履をはいて歩いていました。下駄や草履は鼻緒
によって足と履物をしっかり固定出来るため、足の指先できちんと踏ん張れます。その
構造のお陰で、足裏でしっかりと地面を踏みしめることが出来ました。足裏も地面から
の刺激を受けた際、土踏まずや何か所かの足裏のアーチの部分で下からの衝撃を和らげ
る役目を果たしていました。歩くたびに足を地面に打ち付けることで、下からの衝撃が
上部に伝わりますが、その力は体重の4倍と言われます。
今では色々なデザインの靴が普及してきました。それに伴って、指先を踏ん張るという
作用がなくなっていると言われており、足裏の機能が退化していきました。特に、ヒー
ル、パンプス、サンダル、スリッパを履くと、脱げないように靴の中で無意識のうちに
指先を上げる歩き方になり、体を安定させようと余分な力が入り、体の所々にストレス
がたまり、身体のどこかに異常をきたしやすいそうです。
足裏の機能が衰えるということは、土踏まずや足裏にあるアーチを形成する靭帯が緩み
ます。その結果、足裏の筋肉の働きも衰えて外反母趾の原因になりました。つまり外反
母趾は現代病と言えます。
また次回に続きますので、来月もどうぞお付き合い下さい。

外反母趾について③

引き続き外反母趾についてです。

専門家の意見では、人間は通常、右足に重心をかけていて、左足はそれを支えるようにして生活しています。右足は下からの衝撃をコントロールし、左足はねじれを吸収する働きをしているので、人は動く方向は左回り(反時計まわり)に動くように出来ています。陸上・アイススケート・野球・コンビニ・スーパーマーケット等、色々なところで左回りが使われています。

だから外反母趾は左足に出来やすいのです。

外反母趾の治し方ですが、とにかく足裏を出来るだけ正常の状態に戻す事です。足裏をマッサージなどして刺激し、テーピングをします。これだけで殆ど良くなると言われています。

まず外反母趾を専門にしている治療院へ行き診てもらい、マッサージやテーピングの仕方を習います。何回か通えば、後は自分で出来るようになります。本やネットにも書いてあります。

手術はしても治らないケースがよくあるそうです。とにかく健康でダンスを続けたいですね!

ストレッチについて

今回は「ストレッチ」についてです。ストレッチをするという事(体を伸ばしてほぐす)は、ダンスをする・しないにかかわらず体にとっては非常に重要な事です。

私はダンスをNYで始めて1年で膝を痛めました。やり方が悪かったのか…急にダンス尽くめの毎日を送ったせいか…3年間痛みをこらえて踊っていました。接骨院やカイロプラクティスなど色々治療を行いましたが、誰かにストレッチの良さを聞き本を買って勉強しながら毎日しっかりとやっていくうちに膝の痛みはなくなりました。最近、ひざ裏とヒップの調子が良くなかったのですが、昔を思い出しストレッチをやり出したところ、痛みは消えていきました。

NYの初期のダンサー時代は《暇があったらストレッチ》と壁に貼紙をしていたものです。

皆さんにはダンスの前と寝る前のストレッチをお勧めします。踊った後も大切ですが、ストレッチ無しのダンスは怪我の元です。

JSDCではクラスや練習会はストレッチから始まりますので怪我をした人は未だおりません。

とにかく、体が自由に動かないとダンスは出来ません。体の管理として、健康維持として5分でもいいので毎日のストレッチを欠かさずやってみて下さい。そして一生楽しいダンスを続けましょう!

健康について

今回は健康についてです。最近、生徒さん達の健康についてよく考えさせられます。レ
ッスンをお休みする方は、他の用事があるか、体調が悪いかのどちらかです。ある生徒
さんが「ダンスをやっていれば病気なんてしないよ」と良くおっしゃていますが、その
通りだと思います(もちろん一部の病気は除きます)。肉体、精神、脳、全てにおいて
ダンスは良い働きをします。健康でなければ、美味しいものも食べられないし、仕事も
出来ない、もちろんダンスも・・・何もいいことはありません。
治療よりも予防、外からの刺激よりも自分の体(エネルギー)を使って、体調を良くす
ることがいいと思います。薬代や病院代より、好きなことにお金を使えることは幸せな
ことです。ダンスで、体調や姿勢がよくなったり、腰痛がなくなる方も少なくありませ
ん。医者は腰の弱い方に社交ダンスを薦めると言います。いい姿勢を保つことが、腰に
一番大切だからです。
社交ダンスで、唯一心配なのは、特に女性が外反母趾になりやすいということです。ヒ
ールを履いて踊ることが大きな原因だと思います。シューズは、軽くて、壊れにくく、
履きやすいダンスシューズをお勧めします。私は、永年、そして一日中、ダンスに関わ
っているため、両足とも大きく外反母趾になっていて、ダンスニーカーというダンス用
のスニーカーを履いています。ヒールを無理して履かないようにして、足を大切にして
下さい。モダンとラテン兼用のシューズや、ダンスニーカーなど、足への負担が少ない
シューズを一足持っておかれると良いでしょう。
皆さんには、何歳になっても楽しく踊り続けて頂きたいです。それが健康にもつながり
ます。

ダンスと健康

 

今回はダンスと健康についてです。JSDCでは現在、小学生から80代のシニアの皆さん、視覚障害者の方、デイホームやホスピスのシニアの方、ウェディングでダンスを踊られる新郎新婦にお父様、プロダンサー、役者、国籍の違う人々など、多くの人々にアメリカンスタイルの社交ダンスの楽しさを伝えています。この様に幅広い背景の皆さんとダンスを踊っていると、多く話題にのぼるのが、体調についてです。ダンスは健康に大きくつながりますし、実際にダンスをやっている人、やったことがある人はダンスを続けることが健康にどれ

だけ良い影響を与えるかという事をよくご存知だと思います。

JSDCではどのクラスもダンスの前に体操(ウオーミングアップ)を行います。体を伸ばしたり曲げたりして体をほぐし活性化させます。長くダンスを続けているとウオーミングアップがいかに重要かということが分かってきます。音楽を聞いて体を動かし、色々な人と手を触れ合って踊っていると、自然に「楽しい」という感情が湧いてきます。楽しく踊れば踊るほど長続きし、長続きすればするほどダンスは上達します。同時に性格も明るくなるようで、考えが前向きになり、人との会話も増えてきます。従って仕事も順調に進んで行きます。ダンスを踊り続けることにより全てがよくなります。またダンスが出来るこということは非常に恵まれているということも知って頂きたいことです。ダンスをやりたくても出来ない人もたくさんいます。ダンスが出来ることを感謝しながらも、全ての面で良い影響が出るようダンスを続けてみてください。

ダンスシューズについて

 

ダンスシューズについて時々質問を受けます。女性のシューズについては、JSDCでの種目である、モダン、ラテン、アルゼンチンタンゴを中心で考えると、足を包み込むように出来ているモダンシューズ、指先や足を出しているラテンシューズ、ヒールが8~9センチと高く、それが滑らないように出来ているアルゼンチンタンゴのシューズがあります。どんなシューズでも踊ることが出来ますが、ダンスシューズはダンスが目的ですから、一般のシューズより軽く柔らかく出来ています。入門クラスでは動きも小さくターンも少ないですから、ダンスシューズでなくても踊れると思いますが、初級からクラスが増えて来ると、ダンスシューズに変えられると踊りやすいのはもちろん、他の靴を傷つけなくてなくてすみます。シューズは6,000円~12,000円くらいで買えます。ダンスを始めて月日が経ち、クラスの数が増えると、ダンスが上達するのはもちろん、体も引き締まり、体力も付いてきます。体にいいことが多いとはいえ、たまに伺う心配な症状は女性に多い外反母趾です。親指の付け根あたりが少しずつ外へ出てきます。私自身も両足がかなりの外反母趾になっています。人によっては痛みが大きくなることもあります。社交ダンスの場合、親指の付け根の下の部分あたりを床に強く押し続けることが多いので外反母趾になりやすいようです。高いヒールも足の裏にアンバランスな負荷を与えていると考えられています。パーティなどでドレスを着て、ハイヒールを合わせる時は別として、日々や毎週のレッスンではなるべく負担の少ないシューズを履くこともひとつの対策です。何よりも皆さんにダンスを長く続けて頂きたいので、足に無理のないように楽しんで下さい。外反母趾には足裏のマッサージも効果的だそうです。

体操のこと

 

JSDCの夜のクラスは今年から新しいシステムとなり、昨年と比べて曜日や時間帯の変更はもちろん、クラスの流れにも変化があります。

例えば、体操の時間が短くなりました。これは体操が重要でないということではありません。長くレッスンを続けている方はお分かりになると思いますが、体操の役割はダンスの準備運動としてだけでなく、健康の面でも大きく影響があります。5分間の体操ですが、1週間に何回か(もちろん1回でも)この体操を繰り返すだけでも体に良い変化が出てきます。より体が柔らかく体調も良くなってきます。

私自身がNY時代に通ったダンスクラスのストレッチの中から、NHKの朝のラジオ体操の中から、ヨガ・スポーツ選手のドクターの話の中からなど、色々なストレッチを組み合わせています。もちろん生徒さんの御意見も取り入れています。

フォックストロットのような軽く歩くようなダンスでもストレッチなしでは体を痛めることはあります。幸いにも、これまでJSDCのクラスの中で怪我はありません。体操のお陰だと思います。クラスの一番始めと最後に行う頭を下げて体を曲げていくストレッチは背骨と腰には本当によく効きます。

健康でなければダンスを続けられません。健康第一です。興味深いことに、少々の疲れや体調の良くない時でも、クラスに参加して踊った後は、全く来た時とは違ったすがすがしい気分で帰ることが出来たという方は少なくありません。私自身、ダンスを踊ることが出来ることに感謝して、今後も皆さんにダンスの楽しさを伝えて行きたいと思います。

皆さんも是非健康でダンスを続けて下さい。

捻挫について

 

先月、サマーパーティの前夜遅く帰宅中に歩道を歩いていて捻挫をしてしまいました。歩道の端の段差がある部分に左足を乗せてしまい、滑ってねじりました。まともに冷やす間もなく、次の日のパーティの準備に追われ、大きくはれ上がった足を引きずってパーティに行きました。それにしても、その夜は別に酔っぱらっていたわけでもありませんし、大切なパーティの前日にそんなことになってしまったのは、何とも情けない限りです。

   23日から1週間で治ると気楽に考えていたところ、今日でちょうど1か月、何とか踊れるようになりましたが、まだ足にしこりがあるようで、思い切って踏み込むことはまだできません。今回、治りが遅くなった原因は、アイシング(冷やすこと)を十分毎日やれなかった、すぐに医者にかかって足を固定しなかった、そして、全く休まずに動き続けた上に、北九州では鍼を打ちながらデモに出演してしまったから、など色々考えられます。自分が思っているほど、いつまでも若くはないと周りに言われたり・・・。

起きたことは仕方がありませんが、すぐに治療することが大切です。皆さんも捻挫を軽く見ないようにしましょう!そして、夜道の歩道には気をつけましょう。

社交ダンスとダイエット

 

「社交ダンスがダイエットにいいか」という話題が生徒さんの間でも取り上げられるのですが、今まで聞いた話ではダンスはかなり効果があるようです。たとえ1週間に一度でも、理想的には2,3回のグループレッスンでとても効果が出てきます。実際に以前履いていたズボンやスカートがゆるくなって着られなくなったという方が何人もいらっしゃいます。ジムへ行くように、体の各部分を集中して鍛えるのではないので、あまり運動をしているように感じないのですが、実は自分で思っている以上に体の多くの部分を使っています。更に新しいステップを習うのは、頭も使って神経を集中しているので単に体を動かすときより、汗の量が増えます。

また、グループレッスンの始めに行う体操は体のあらゆる場所を伸ばしたり、筋肉を引き締めるように作ってあります。何よりも音楽に乗って異性と楽しく踊るということが、知らず知らずのうちにダイエットにつながっているかもしれません。


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